さて、先日買ったスキャナーズBOXセットを全部観た。
スキャナーズ1は元々好きだったので、特に問題なし。ってかデビッド・クローネンバーグの選ぶ男優はどうしてあんなに顔が濃いのか?と思ってしまう。この監督の映画って色恋沙汰があまりないのもGOOD(The Flyは変な色恋沙汰あるけど)
攻殻機動隊とかの電脳へのダイブってのが今から20年以上前に既に映像化されているってのに改めて感動したかも(電話回線ですけど)
スキャナーズ2からは男がいて、女がいて、学園生活があってという感じで現実ベースから話が展開していきます、まぁ途中ちょっとザツザツと余分なシーンがたくさんありますが、最後の落とし方が救いがなくってとてもよいw 出だしでかなり期待しなかった分、少し「おっ」って感じ。クローネンバーグのファンなんだろうなという印象。
スキャナーズ3は救いようがなかった・・。とりあえずお色気あり、オリエンタルムードあり、1時間10分目のラブシーンありとハリウッドスタイル。終わり方もしょーもない。これは見ないほうが良かった・・・。(´Д⊂グスン
カテゴリー: Cinema
観てきました。いやー面白かったです。映像の綺麗なこと綺麗なこと。肉眼で見るよりもきれいだとはまさにこのことかいな?と思うほどきれい。シチュエーションは「え~?なんで?」というシチューエーションが多いですけど、まぁそれを超越して綺麗です。衣装もいいし、セット(多分本物だろうけど)もすごくて圧倒されます。「正義のためでなく、愛のためでなく、名誉のためでなく、復習のためでもなく、忠誠のためでもなく、私欲のためでもない」言葉にするとアレですが大事なのはこういう事。まぁ仁侠映画に通じる部分があってちょっと話も感動しました。しかしリーリンチェンは相変わらずあまりさえない顔をしている。トニーレオンに完全に喰われちゃっています。マギー・チャンは今まであんま自分の中でぱっとしなかったですけど、この映画では無茶苦茶綺麗ですね。それでも個人的にはやっぱチャン・ツィイーが良いです。あーポコポコ。
マトリックス ネロを追え
おもろい。参加したかった。matrix reloaded in shibuya
さて、以前に偽証の疑いがあるとしてこの日記でも取り上げていたイラクのウラン輸入問題ですが、アメリカでやっとこ「イラクの大量破壊兵器計画を裏付ける証拠としてブッシュ米政権が挙げていたニジェールからのウラン購入計画について、米CIAは昨年2月には偽情報と知っていたことが米政府高官らの証言で明らかになった。」とワシントンポストが取り上げました。しかし、結局これもアメリカ内部の政治の道具としてしか利用されているだけで、戦争抑止の理由としては利用されなかった・・。結局全部アメリカの都合だけでその事実は真実になったり、嘘になったり、利用されたり、されなかったりという感じなのでしょう。今ごろそんなことをあげつらったところで、死んでいった人たちは帰ってくるわけではないのに・・。下らない世の中です。
見てきました。2回目ぐらいですけど、品川プリンスはいいですね。シートの配置がすごく見やすいです。全席指定だし。で、映画の内容はまぁ前作の印象が強いからかちょっと話の組み立て方がちょっと無難というか、CGに偏りすぎというか・・・。前作って魔物なんだけど、すごくアナログな手段で攻撃していたんですよね。ある意味すごく人間臭いやり方というか・・。ただ今回はなんか西洋的なドバー!みたいな。西洋のホラーの嫌いなところはその魔物というか亡霊というかそういうのは既に人格を亡くしていて、そいつは悪だ!みたいな捉え方をするところで、今回の魔界転生もちょっと画像的にはそんな印象を受けました。東洋というかアジアのホラーはやっぱ死んだ人も蘇ったとしてもその人間性を亡くしていなくて、逆にそれによって生きている人間の愚かさや、生きることの大切さなんかを戻してくれるってところだ(ある意味教鞭的ではあるけれども)と思うんですよね。そういった部分魔界転生って結構重要な部分だったと思うんですけど、その辺がちと置き去りにされている感じがして(天草四郎が神に対して思った絶望、そして幕府の天下泰平の為の虐殺、死んでいった島原の人たちの無念、そしてそれらを知りつつも天草四郎と闘う柳生十兵衛、誰が正しいとかそういう訳ではなく、世の中とはそういうもので、そういった中でどうやって生きて行くのか?という感じ?)ちと薄っぺらい感じがしました。でも役者さんはキャストも豪華で、結構みんな演技上手で良かったんですけどね、その使い方がもう少しね。という感じです。改めて千葉真一、沢田研二の魔界転生をみてみたくなるという感じです・・。