トヨタが静岡県裾野の工場跡に建設している実証実験都市。先日から実験がスタートした。ユートピア的な期待を持ちつつもディストピア嗜好の観点から気になる部分をメモしておく。
まずはインフラのスタビリティの観点。
インフラ間の高度な連携による最適化は利便性向上・資源浪費抑止などの効果が大いに期待できる。しかし各インフラが密結合なることで相互の状態影響を受け易い状態になるリスクがある。フェイルオーバーなどの冗長構成によっては一つ止まれば全部が止まるモノリシックな構成。この実例は先日のAWS障害の結果が近いのかもしれない。米国東部(バージニア北部、US-EAST-1)リージョンにおける Amazon DynamoDB サービス中断の概要
続いて住民の精神・行動に対する観点。
計画では300人居住からスタートして来年に2000人を目指すらしい。 (トヨタの実証実験都市「ウーブンシティ」始動! 街全体が“テストコース”に 住むのは約2000人 | 愛知のニュース)
人数は村レベルだけど人口密度はかなり違うはずで団地を隔離したのに近いイメージ。居住者がトヨタ社員中心の時期は良いとして、それ以外の人たちが居住し始めてから閉鎖感が精神や行動にジワジワと影響を与えるような気がしている。
この観点はみんな大好きCalhounのBehavioral sink、いわゆるユニバース25の話。(人類滅亡の未来を示唆!? マウス実験「UNIVERSE25」(ユニバース25)の想像を超えた結末|webムー 世界の謎と不思議のニュース&考察コラム)
どのような影響が生じるのか住民の心理状態モニタリングを実施しておいてほしい。
最後にモチベーションの観点。
何を楽しみに生きるか?高尚な話ではなく買い物、食事、デート、映画、ギャンブルなどなど。小さく下らないと見做されがちだが人が生活を続けるためには大切なこと。Woven Cityがこの観点を持って建設されているのか気になる (これは前段のユニバース25の観点も関係しているかも・・・)
まぁそもそも人間が何を目的に、何を楽しみに生きているのか?人類はまだわかってないのかもしれないが・・・😓