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オオカミの家

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2023年公開のストップモーションのチリ映画。当時話題になっていたが詳細まで確認して無くて、ストップモーション的な面で話題になっているのだと思っていた。このためなんの先入観もなくお気楽な気持ちで鑑賞したのだけど・・・

⚠️ Spoilers start below! Read at your own risk.

結論から言うと、非常にジメジメとした薄ら寒い気持ちになる後味の悪い映画。

冒頭のチリのドイツ人コミュニティというナレーションでナチス絡みの舞台構成は理解できたけれど、プロットのスタンスが読み解け無いママ緊張感のある展開が後半まで続いて非常に精神を削られた。

映像はペインティング、クレイ(段ボール?)を2D・3D空間を越えて展開するという多元的で凝った構成になっている。どういう感じで発想して絵コンテに落とし込んで制作しているのか想像もつかないけれど、この表現次元のズレが色々と想起・深読みを誘発するため認知ストレスもとても高い。

一方で時間軸は淡々と無機質に展開していくのだけど、これが前述のストレスと組み合わさったとき、中盤あたりから逃げられない確定バッドエンドに突き進むしか無い・・・という絶望的な恐怖をとても高めている感じ・・・😓

制作陣のスタンスとしてはノンポリでブラックジョーク的な切り口のホラー映画ということなのかもしれないが、ちょっと日本昔話の飯降山に近い怖さを感じる部分があった。

かなり心が削られる映画ではあるのだけど、イマジネーションはとても拡がる刺激的な映画。閉塞感感じている人は観たら良いかもしれない。

自分も定期的に観る映画の一つになる予感がしている。

『オオカミの家』公式サイト

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