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パーフェクトブルー

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今敏監督の1997年公開作品。
過去にテレビでチラッと観た記憶はあるが、きちんと観るのは今回が初めて。

⚠️ Spoilers start below! Read at your own risk.

監督の今敏は大友克洋の漫画家アシスタントを経て、AKIRA以降の老人Zあたりからアニメ制作に入った人。構成や画作りに大友克洋のカホリを強く感じるのはワイだけではあるまい・・・。ちなみにキャラクター原案は「老人Z」と同じ江口寿史。

プロットは主人公を取り巻く事件を軸として現実と虚構がどんどん曖昧になっていく構成。

この「虚構と現実の混淆」は今敏監督作品でよく取り上げられるテーマではあるけれど、今作はプロットや表現的にアニメで作る必要があったかちょっと微妙な印象。主人公がアイドルであること、虚構世界の幻想度がそこまで強くないことを踏まえると実写の方が色々な面で良かったような気もする😅(後のパプリカはアニメで作る必然性は理解できる)

それと登場人物のキャラ付け。

ストーリーを優先したせいか、芸能事務所社長、ストーカー、マネージャーといった面々の設定・デザインがステロタイプでかなり薄っぺらい。これは監督が意図した「リアル」だったのか江口寿史の定義なのかわからないが、おそらく前者だろう。このペラさがこの作品を没入しづらく「それっぽい映像を眺めている」状態に留めてしまっている原因のように感じる。

世界的にはかなり高い評価を受けてた作品だけども、これは「大友克洋の弟子」を前面に出したマーケティングの効果も大きかったように思う😓

個人的には映画としては物足りない、綺麗でアーバンなPVアニメーションの印象だけれども、今敏の初監督作品という観点で観る価値はあるかもしれない。

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