ブッシュによるとテロは悪の枢軸による挑戦である。
無差別に殺傷するという点においては人道的に正しいことではないだろう。しかしテロ=悪ってその事項だけを捕らえることにそもそも疑問を感じたりする。銃を持っているから強者?という理論は、その瞬間には当てはまるかも知れないが、そこまでの過程を鑑みると一概にそうは言えないように思う。
なぜイスラム教徒はアメリカをテロの標的にする必要があるのか?諸々考えると結局イスラエルの問題に行き着くのだろうけど、よくよく考えるとイスラエル問題こそ国際正義の名前の元に行われたキリスト教徒によるイスラム教徒へのテロだとは言えないだろうか?
ガザ地区を筆頭とするパレスチナ人のの虐殺はテロではないのか?そしてキリスト教徒によって作られた国際社会はそれにどのように対処したのか?そしてイスラエルの建国にかかわった西洋社会はどうなのか?
アメリカでは謀略を行うのは利権の絡む裕福な階級で、自分たちの命を危険にさらすことはあまりなさそうだ。ビン・ラディンはどうだろう?もう2年近く潜伏してでも抵抗を続けている。良い悪いはともかく彼にはそこまでして戦い続けなくてはならない理由があるのだろう。ビン・ラディンがアメリカにテロを起こすことでなにか莫大な利益を得ることができるというのならまた話は別なのだけど・・・。
今までいじめられっ子が耐え切れなくなって、いじめっ子をナイフで刺したとたん、今までいじめっ子が怖くて見てみぬふりをしていた教師たちがいきなりいじめられっ子を責め始め、いじめっ子を正当化しようとしているように見える。この教師の立場からすれば、いじめられっ子はずっといじめっ子に黙っていじめられていれば自分は平穏な生活が送れたのに面倒なことを起こしやがって!という感じなのかも知れない。
我々日本人は仏教徒ということになってはいるがそれほど信仰心は深くない国だ。そして日本はキリスト教社会の作った国際社会の中で、彼らの罪を不問に処すことで見てみぬふりをして平穏な生活をすごしてきた教師のような立ち位置で今の繁栄を約束されているのかも知れない。
ただキリスト教でもイスラム教でもない日本には果すべき、もしくは果すことのできる役割があるんじゃないか?と思う。そのためには何故今世界中でテロが起こっていて、それは何に起因して起こっているのか?をキチンと精査する必要があるのかもしれない。
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