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2006

自分以外の目で見ること

とある案件でトランジションにモザイクを用いたのだけど、デジタルっぽいという理由で差し戻された。個人的にモザイクにデジタルっぽいという感覚があまりなく、イスラムのモスクとかヨーロッパ中世宗教美術のタイル画というイメージだったのでちょっとショックだった。(枡目描きだけど若冲の樹花鳥獣図屏風とか)確かにデジタルのモザイクというと匿名インタビューとかエロビデオとかそういう感じで、(後はSF?)やっぱまぁそういう方向で連想されたらよろしくはない。声も高くなっちゃうし。(関係ないw)
自分では表示されているパーツをタイルみたいに分解して再度組み立てたら違うものになっていたっていうクレイアニメチックな感覚だったのだけど、クライアントがそうは受け取らなかったということは、キチンとその辺が伝えられるものが作れていなかったということ。モザイクが動的に変化すれば前述のような印象を持つ場合があることはちょっと考えれば分かることだった。も少し自分の頭のなかのイメージを見返す必要があった。これってごく当然のことなんだけど、知らず知らずに視野が狭いまま突っ走ってしまっていた。ということで反省の意味もこめてメモ。