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ディスレクシアとフォント

一番最後の項に書かれている、ディスレクシアへの効果は、結果論だとしても、デザインにおけるの大事な機能だと思うのであります。Wikipediaによると、では10%程度の人がなんらかのを有しているという話もあります。
日本ではあまり研究されておらず、社会的な実態調査や実情の把握も成人のディスレクシアの判定法も確立されていない状況のようです。言語によって現れ方が異なるという論もあるようですので、英語の解決策が日本語で有効に使えない可能性もあります。
健常者でも体験できるゲシュタルト崩壊もディスレクシアの1つらしいですが、体感できる場面はかなり限定的ですし、的にはその状況になった時は空中に放り投げられたような感じで、それを何よってリカバーできるのかというところまでが回っていないのが正直なところです。(一度それから目を話して、一定を空けて再度見ることで解決している)
仮にもしグリフので問題が解消するとしても、日本語の場合はグリフ内の漢字構造など起因要素がたくさんありそうで、対応はとても大変そうです。(ひらがな、カタカナは形状的にそういう問題は少ない印象はありますけれど)


もっとも、症例として挙げられている

顕著な例では数字の「7」と「seven」を同一のものとして理解が出来なかったり、文字がひっくり返って記憶されたりして正確に覚えられない、など様々な例がある。
(ディスレクシア – Wikipedia)

や、~ディスレクシアの見え方~な場合には、グリフの改善というよりもレイアウトの問題でしか解決できないようにも思えます。(水色のフィルターをかけるなどの解決策もあるようです)
色の問題はシミュレーションできるソフトがあるのでデザイン時に検討可能ですが、ディスレクシアのシミュレータみたいなのがあれば、何か対策も考えられそうですが、症状のパターンが多いこと、またその伝達が難しそうなので、システム的に再現させるハードルは高いような気もします。しかしデザインが解決すべき問題の1つとしてディスレクシアが存在することはデザイナは知っておいたほうが良いのだろうと思います。
そう遠くないに技術の進歩によって解決ことを期待しつつ・・・

参考資料

「ディスレクシアとフォント」への1件の返信

参考URL追記
ディスレクシア(識字障害者)のために開発されたフリーフォント『Open-Dyslexic』 – K’conf http://kenz0.s201.xrea.com/weblog/2012/09/Open-Dyslexic.html
失読症用、プログラマ用、ドライバー用、独自の工夫を生かした特殊フォント : カラパイア http://karapaia.livedoor.biz/archives/52178403.html
Dyslexia Font: Download for free – Dyslexie Font http://www.dyslexiefont.com/en/dyslexia-font/

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