歌え!フィッシャーマン(2001年/ノルウェー)
大分前に興味を持ってそれ以来忘れていたのですが、送られてきたので観て見ました。
北欧ノルウェーの最北端、人口1200人の漁業の町ベルレヴォーグに実存する、平均年齢60歳の男性合唱団のドキュメンタリー映画。
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以下ネタバレ
最初ドキュメンタリーというのがわからなくて、ちと困惑したのですが、なんつーかジワジワと面白い。厳しい自然の中での彼らの合唱シーン(雪の降り積もる街中やら、波しぶきの舞う海辺とかで鼻水凍らせながら歌っているのですが、日常こんなところで歌っているのかは不明)と彼らの回顧シーンとを対比させながら物語は進行していくうちに、少しずつその合唱の中に色々な重みを感じるようになります。(その合唱が上手なのか下手なのかと言われると良くわからないですが、そんなに上手じゃないように思うw)
まぁドキュメンタリーなので話の内容は好き嫌いが分かれそうですが、ところどころで画面に登場する街の美しいこと。是非一度行ってみたいものです。
数学が好きでエンジニアになりたかった団員のひとりが、視覚障害?(単語の最初の文字と最後の文字が入れ替わって認識されるといっていた)のためにその道をあきらめ、漁師をしているのだけど、今の自分の人生を満足していると語り「他に必要なものがあるか?」と画面に向かって問いかけるシーンが非常に挑発的でドキッとしました。
男ばかりが出演していたので星3つ。
☆☆☆★★。