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ヴァンパイア 最後の聖戦

ヴァンパイア 最後の聖戦
1998 / U.S.A.
Director:John Howard Carpenter
Cast:James Howard Woods、sheryl lee
2本続けてバンパイアモノです。監督ものです。主役はジェームズ・ウッズ。
(以下ネタばれ)


相変わらずのカーペンター節であります。
倫理とか道徳とか関係なく、し殺されしていきます。
ただまぁ何故だか全然怖くないw
非常に単純な構成とストーリーなのであるが、その割りにパンチが足りないという微妙なかんじ。
しかもバンパイアもゾンビと混ざったような感じで彼らの怖さをどこに求めれば良いのかちと迷う。
(まぁ今回のバンパイアは特に特殊能力は無く、「吸血」+「日に当たると燃えてぬ」、「杭で打たれると死ぬ」ぐらいなので、ゾンビ性を強めないとしんどそうではある)
少し話はずれるのだけど、一つ前のエントリーでいた「From dusk till dawn」の中で元父が宗教に対しての疑念を語る場面がある。
奇しくもこのの中でも宗教関係者が宗教に対して疑問を持ち、結果裏切るというシーンがある。
「From Dusk・・」の中で神父はこう言っている、
「神父も僧も、尼も毎日鏡を見てこう思う。自分は馬鹿じゃないのか?・・と・・・。」
このあたり宗教の矛盾を矛とした盲信さへのを如実に表現しているなぁと思った。
(ただまぁそこまで否定的な話でもないし、結果論として救われたみたいな話に持っていかれていると思うので、それほど批判はあがらないのだろうが・・・)
昨年デンでのムハマンド風刺のがあったが、あそこまでストレートにキリスト教を批判したものは存在するのだろうか??(ちとこれに関しても思うところがあるのだけど、後日機会があれば)
カーペンターファンではあるが、この作品はいけていない作品の一つではないだろうか・・・?
「吸血鬼、土にもぐると、ゾンビだよ : ☆☆★★★」
星2つです。

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