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2011

5月9日 ストロンチウムの危険性 小出裕章


要約は5月9日 ストロンチウムの危険性 小出裕章 « 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめいてありますが、さらに絞り込むと

ただ、これまでに放出された放射性物質の単位は、兆でも京でもなく、その何十倍、何百倍の何十京、何百京というもの。だから、今回の5億ベクレルだけを取り上げて危険だというような事態ではない。
(5億ベクレルはどういう量か?)私が働いているような原子炉実験所のようなところでは何十年たっても出せない量。すごい量だ。
(保安院は環境への影響はないと言うが?)被曝に「安全」「大丈夫」「影響ない」はない。そういう表現をしてはいけない。
(ストロンチウムは半減期が長い。魚への影響は?)大変だ。50年代、60年代に沢山行われた核実験のとき、環境に最大の影響を与えたのがストロンチウム90。ストロンチウム90はかなり重要な被曝源。
(原発周辺の土から1キロあたり570ベクレルのストロンチウムが検出されたが、どういう数字?)チェルノブイリのときに日本政府は品の規制を行った。そのときはセシウム134とセシウム137の合計でキログラムあたり370ベクレルだった。ストロンチウムは内部被曝に限って言うと、10倍〜100倍の危険がある。魚、藻、貝類には多く蓄積される。魚等のは、海水中の濃度よりも必ず高い濃度になる。魚は外部被曝もするし、取り込んだ放射性物質から内部被曝もする。
(このあたりもきちんと調べて情報を公開してもらわないといけない)これから大変なことになる。被曝に関して安全ということはない。被曝による危険をどこまで許容できるかという話。

もう最後の「被曝による危険をどこまで許容できるかという話」ってのがもう切ない感じだけれども・・・。

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