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社会は欲に殺されるのか?

ユーザにはとても、店にとってはしんどい話。しかも露骨というか、かなりえげつない。


実店舗で商品を確認した後に、自宅で安いショップから購入するという”Showrooming”の行動ステップを短縮しただけだが、この比較の手間というハードルが実店舗とオンラインショップの現状ギリギリの許容ラインである気がする。当然新しいで便利になることは望ましいことだが、局所的なユーザ至上主義に基づいたシステムは、より能動的に「自分が利益を得る過程で、他者に不利益を与える」という寄生的なものになる危険は高く、導かれるは選択肢のない焼け野原であるように感じる。
安直に現実のウインドウがもたらす購買誘導価値を認めて、その利用対価を払うという考え方もあるだろう。情報から店情報を取得してキックバックなんてのは技術的に可能だし、コードに店舗情報付与するなんて方法もあるかもしれない。実店舗の役割、利益体系が変わるが、寄生よりは相利であれば新しい形も見えてくるかもしれない。
アマゾンに実装メリットが無いのだが、消費者が長期的視点を以って欲を制するのはなかなか難しいだろうこと、焼け野原の復旧が非さを考えると、社会の構成員として焼け野原の未来を作らない配慮が必要なのではなかろうか?商業主義のジレンマなのか、人間の業なのか、なんとも言えない難しいだけれども、文明社会を有した種として集団有利の観点を以って、焼け野原化を回避した進歩ができないものなのか?
やはり「個体有利」の追求による焼け野原化しか、新しい次のステップに進む原動力にならないのかしらね?
戦争もねぇ・・・。

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