先日の花祭の際にお寺にて甘茶を頂きました。
幼少のころ、砂糖が入ってないのに甘いお茶ってのも不思議でしたし、その甘さが砂糖の甘さとちょっと違うものだったことも強く印象に残っています。また、甘茶は冷蔵庫で1年ぐらい腐らないなんて迷信めいた話を祖母から聞いたこともあり、全体的に霊的なイメージがあります。
で、甘茶は一体何からできているのか調べたところ、紫陽花の一種の「落葉低木ガクアジサイの変種であるアマチャ」の葉で作られているお茶なのだそうです。紫陽花は一般的に有毒(青酸産生性のグリコシド)で、子供の頃に「紫陽花の葉っぱは食べてはいけない」と言われた記憶があったのでちょっと驚きました。(アジサイには毒がある – 化学者のつぶやき -Chem-Station-)
甘茶の甘さはちょっと中毒性があるような印象があるのですが、それはそういう毒的な部分が作用しているのかしら?とか思いました。しらんけど・・・
自宅に紫陽花が生えている家はそこら中にあるので、もし甘茶が生えていれば、以下の様な感じで作ることもできるみたいです。
あまちゃの花が開花する前の6月から7月に蕾を取り去り、8月の盆開けごろにアマチャの葉を採取し、水洗いをしてから霧吹きで葉に水分が均等に染み込むように霧水をふりかけ、積み重ねてから一昼夜放置します。
すると、アマチャの葉が蒸れて発熱してきます。その時に丁寧に一枚一枚手でもんで日干し乾燥を行えば甘茶が完成します。
薬用植物・生薬・薬草・健康茶 甘茶 あまちゃ アマチャについて やなぎ堂薬局
ただ販売されている甘茶は結構な値段でして、なかなか作るのが大変なのかもしれません。
甘茶の薬効として糖尿病患者が余り使用や服用できない砂糖の代わりに甘味料として使用したり、
抗アレルギー作用、歯周病などに用いたり、仁丹の材料として用いられます。
という効能があるそうなので、健康食品的なニーズが高まれば、もっと生産体制が整って価格も下がるのですかね?
いや、別にビジネス化したいとかそんな話では無いですけれどー。