ソン・ガンホ主演の2019年の映画。カンヌ、アカデミーと世界的に高い評価を得ている作品。
社会の格差、その構成要素の曖昧さを皮肉っているブラックコメディとう面がありつつ、思考プロセスに影響を与える教育の本質的な部分と、社会全体の脆弱さについて色々と考えさせられる寓話的な作品。
資本主義における効率化は社会格差を増大させているが、人間を社会システムの構成要素としてみると格差はそんなに重要なファクターではなく、人間単体の安全性はとても低くなっているものの、社会は高い効率をキープしているということなのかもしれない・・・。
タイトルの「パラサイト」には社会格差に根ざした「金持ちに寄生する貧乏人」という意味だけでなく、社会と人間のレイヤーを分けて「社会に寄生する人間」という「人間におけるがん細胞」的な高次の観点もあるのかもしれない・・・。
しらんけど・・・😢