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人狼 JIN-ROH

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2000年公開の沖浦啓之監督作品。原作は押井守、音楽は溝口肇。公開当時に観た記憶があるが当時は押井守アレルギーが強かったので本当にザックリな感じあまり記憶に残ってない😅

Wikipediaを観ると沖浦啓之が押井の世界観に共感できずリライトさせたというエピソードを知り、改めて正座して鑑賞。

⚠️ Spoilers start below! Read at your own risk.

監督は正統派リアル系作画として評されており今敏ととても近い印象(沖浦監督はAKIRA、老人Z、パプリカなど参加されているようなので今敏監督とつながりあるのかもしれないけど・・・)

デッサン、構図などの基本パーツはとて品質が高いのだけど、キャラ造形が2000年前半の鉄コン筋クリート、マインドゲーム辺りに似たフラット系のテイストでリアル(地味)に寄せているために画面内でキャラをフォーカスしくい状態になっている。

またモーションもかなりリアル寄りでロトスコープっぽい感じのためメリハリが薄くショーウィンドウ奥のテレビを観ているような肌感だった。

個人的にはもう少しメリハリあると良いように思うが、ただの好みというだけかもしれない。

プロットは押井守的な厭世感はあるものの色恋要素のあるノワールで大人な感じ。押井守、大友克洋世代の原体験が70年代学生闘争というのはわかるのだけど、これが左翼の自滅収束で上手く現代に継承されていない点で、作者と観客でズレがあるんじゃないかという気はしている。しかし彼ら自身が強い政治的主張を持っている印象もあまりないので舞台の空気感を作るためだけの要素ということなのかもしれない。

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