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2007

危険な金曜日

今朝所のシャッターを開けようとすると開かない。
「?」
ガチャ、ガチャやってみるが開かない。こりゃせねばと思ったが、大家の名前も、仲介の不動産屋の名前もている(というか事務所の中に類がある)。フヌー。しばらくガチャガチャやったが埒が明かないので、放置して打ち合わせへ。打ち合わせは首尾上というか、結構クライアントの要望手探りだったのだけどなんとなく着地点は整備できそうな感じ。で、夕方事務所に戻る。で、再度ガチャガチャやってみるが、まぁ当然開かない。
1階の焼き鳥屋の大将に不動産屋の場所を聞き、不動産屋に状況説明。大家さんも呼んでくれみんなでガチャガチャ。でも開かない。(当然だw)ということで鍵屋登場。
「あー詰められてるヨ」
「!ガッデーーーム!」
ということでシャッターの鍵をドリルで破壊して開錠。パチパチパチ。
しかし開いたシャッターの奥を見た不動産屋とオデはギョッとした。
「ド・・・ドアが開いとる!?」
そうなのだ、2階のスナックのドアが無造作に開け放たれているのだ・・。
何年もここを借りているがこのような状況は初めてだ・・・。
「え?なんで??」
そのとき背後で鍵屋が破壊した鍵を見ながらつぶやいた。
「これはプロの仕業アルネ・・・」
「逃げるときにこの鍵に細工したアルヨ」
「!?」
不動産屋とオデは2階を見上げる・・・
「だれか居る?さん?」
息を潜めを昇り薄暗い店内を覗き込む・・・
「もしもーし、誰も居ない・・・?ママさーん?」
薄暗いの中はシンと静まり返り、特に荒らされた様子もない・・・
無言で部屋を見渡す二人・・・。
「うあぁぁっっ!」
不動産屋が突如大声をあげ、トイレの方を差した。
その指先の指し示すほうに首を回したオデのの中に飛び込んできたのは・・
「!!!!」
眼にしたものが信じられず数歩後ずさり・・できない!
何かが背中にぶつかっている?
「ドス」「え?」
驚き振り返るオデ、
「い・・いつの間に!?」
いつの間にか我々の背後に鍵屋が立っていた
「こんなに早く気づかれるとは、誤算アルヨ」
帽子の影から鍵屋の眼が見えた・・。
「!?え?!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」