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昨夜から今朝にかけて出産し、2匹の男の子を授かりました。
昨夜出産途中に破水してしまい、急遽帝王切開にて出産を行ってもらいました。残念ながら4匹のうち2匹しか生を受けることができませんでした。残った2匹も仮死状態で出てきたのですが、今現在元気になってきて必死におっぱいを吸っております。今日はまだ目が離せないのでなどアップできませんが、追ってアップいたします。心配してくださっていた皆様、ありがとうございました。


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出産経過記録
28日(土曜)
渋谷のイベントから帰宅。ゼエゼエ言っているのだけど、陣痛なのかどうなのかわからない。べ物とかにあまり過敏に反応しなくなってきたかな?
29日(日曜)
そろそろ産まれそうな感じでゼエゼエ言っている。それが陣痛なのかどうなのかいまいち判別できない。とりあえず奥さんが家にいる夜の間に所に行って仕事を進め、朝に戻ってプリンの監視を交代ですることにする。
30日(月曜)
事務所から戻ってくるとかなりしんどそうな感じだったので、ちょっとだけ仮眠してあとはずっとプリンの横でCDをリッピングしながらプリンの監視。プリンは落ち着かない様子で水を飲んで、少しおしっこして、ぐるぐる回ってゼエゼエの繰り返し。ウンコも軟便に変わってくる。夜11時ごろから周期的にかなりつらそうな感じでゼエゼエ言うようになる。これが陣痛かな?とりあえず寝ずにひたすらリッピングしつつ監視。
31日(火曜)
朝になってもあまり進展せず。リッピングしたCDは200枚到達。ちょっと眠い。昼間は延々と周期的な陣痛を繰り返しご飯も食べれない様子。何度か病院に電話して経過を報告。先生に今夜だろうと言われる。だんだんといきみ始めるしぐさを見せるようになる。奥さんが家に帰ってきたので30分ほど仮眠。23時半仮眠から復帰して巣箱を覗くと胎盤がついたままの羊膜に包まれた状態で出産していた。プリンも呆然としている。急いで羊膜を破って取り出すも息をしていない。口から息を吹き込んだりマッサージしてみるも反応なし。急いでかかりつけの病院に電話するもつながらないので横浜の夜間緊急病院までタクシーで向かう。タクシーの中でプリンが産気づきキャリアーの中で出産を始める。ただ場所が狭いのでうまく分娩できない様子。体を支えていた手にどろっとした液体が流れてくるのを感じる。病院に到着してすぐに手当て。ただタクシーの中で出かけた子供は戻ってしまい、また平衡状態になってしまう。陣痛促進剤を打ってしばらく様子を見るも30分間進展なし。2本目を投与して30分様子を見るも進展なし。様子を見るためにをとろうとしたときに突然出産が始まり頭を覗かせる。プリンも必死でいきんでいるのだけど途中で止まってしまう。お医者さんも必死でを入れて助産しているのだが出てこない。どうも頭が産道に引っかかっているらしい。プリンも限界のようで目が閉じかけている。体が半分まで出たどうしようもない状態で10分ぐらい必死で対応を続ける。しかし破水。黄色と緑の汁がドバっと出てきてぐったりした足がプリンの陰部からぶら下がっている。このままでは母子ともに危険なため、出かけている子供は見捨てる覚悟で急遽帝王切開の手術開始。緊急な手術のため麻酔系の同意などは口頭で対応。プリンが死んでしまう可能性があることを告げられる。ちょっと「クラッ」としたが、今のままの状態では確実にみんな死んでしまうので選択の余地はない。ここからうちらは待合室で待機。午前2時半から手術が始まり午前3時半に了。病院内に流れる「ピーピー」という脈拍を測っているような音だけが頼り。ひたすら無事を祈るしかできないものすごく長い1時間だった。仮眠なんかとるんじゃなかったとか、最初から病院に預けておけばよかったとか、病院に向かった時点で自然分娩など目指さずに最初から帝王切開にしておけばよかったんじゃないかとか、そもそも子供を作ろうというのが俺のエゴだったんじゃないかとか色々ネガティブなことを考えた。手術室の中の雰囲気がひと段落ついたような感じになったのだけど、状況がわからない。そのまま10分ぐらい経過したけど何もわからない。もうドア蹴破って中に入ってやろうかとおもうぐらいいらついて、待合室の中をウロウロ。見かねた看護婦さんがお医者さんに声をかけてくれたらしくお医者さんが報告に来てくれた。プリンも無事。残りの子供の2匹も無事。ただし最初仮死状態で産まれたため、現在は保育器の中に入れてあるらしい。なんというかプリンと2匹が産まれたという安堵感と、2匹の子犬が自分の判断ミスで死んでしまったという罪悪感がごちゃごちゃになり、どうしていいのか自分でもわからなかった。見かねたお医者さんが自然界ではすべて生き残ることは難しいし、処置の判断についても「たられば」はいくらでも言えてしまう、今はプリンが無事だったことと2匹の子供が生まれたことを喜んでくださいと慰めてくれた。しばらくして。最初に死んでしまった2匹目の子供と対面。白色の男の子。体半分だけこの世に出てきて終わってしまった。なんというか申し訳ない。続いてプリン、周りに血の跡が残る手術台の上で点滴を打たれながらブルブル痙攣している。まだ麻酔が残っている状態らしい。呼びかけてもあまり反応しない。いつもプルプル振る尻尾も下がったままだ。お腹には10cmほどの傷があり、とりあえず針金で縫合してあった。パグは麻酔から覚醒するときに窒息する危険があるとのことでしばらく監視。
次に子供。保育器の中に電話ぐらいの大きさの白と黒の2匹が寝ている。ただあまり元気そうじゃない。泣き声も聞こえない。時々ピクピクと動く程度。大丈夫なのだろうか?少し
その後プリンの傍で麻酔が覚めるまで1時間見守る。最初は呼びかけても反応もせずぐったりと寝ている状態だったのだけど、50分ぐらい経過したところで突然立ち上がりおしっこ。呼びかけにも反応するようになる。ただし尻尾は下がったまま。
その後初乳を子供に上げるべく子供にプリンの乳を吸わせるが、まったく吸わない。弱っているのかなんなのか口をあけさせて乳首を入れてもすぐに吐き出してしまう。先生も途方に暮れて、最悪人口授乳で育てないといけないかもと言われる。一方のプリンも帝王切開だったためか自分の子供とかそういう感覚がないみたい。ちょっと先行きに暗雲が立ち込める。
朝6時過ぎにタクシーで帰宅。タクシーの中で2匹ともミーミーと鳴き始める。ほっとした。家に着いてすぐに乳を吸わせる練習。なかなかうまく吸わないが、2時間ほど延々やっていると黒いほうがやっとマスター。続いて30分ぐらいして白いほうもマスター。ただまだ目が開いていないからか乳首を捜すのがかなり下手。ただプリンが手を離すと子供から逃げてしまう。少し母性が足りない感じ。困った。
朝9時にかかりつけの病院にみんなをダンボールに入れて連れて行って見てもらう。とりあえずプリンのお腹の抜糸を今週末あたりにする感じ。いくつか子育ての注意事項を聞いて帰宅。帰宅途中に近所の人たちに「産まれた?」って何度も聞かれる。ただ4匹産まれて2匹死んだという話になるとみんな一様に喜びきれない感じ。こんなことなら最初から4匹お腹にいるとか言わなければ良かったと思った。
 
その後家に帰って記念に子供の写真を撮っていたら、子供の「ミーミー」という泣き声にプリンが反応。子供の所までトコトコやってきて、子供を舐めて、横にゴロリと寝そべった。おおおおーーー。やっと母ちゃんになった。
陽だまりの中おっぱいに群がる子供と、目を閉じて寝ているプリンを見て、やっと新しい命が産まれた実感が沸いてきた。薄情なものでさっきまでは死んだ子供のことを考えてナーバスになっていたけど、産まれてきた2匹を見ることで前向きに気持ちを切り替えることができた。死んでしまった2匹の分まで残った2匹が元気に生きれるようにがんばってサポートしようと思った。
しんどく、辛い思いもしたけど、このような経験ができてとてもよかった。俺はまだまだ知らないことがたくさんある、至らない点もたくさんある。まだまだ成長しなくちゃいけない。もっと強くならないといけない。がんばろっと。

「welcome」への16件の返信

2匹は元気で良かった。おめでとうプリン!

わ、大変でしたね・・。
僕はトイプードルを飼ってるんですけど、急に死ぬかもなんて言われたら失神すると思います。
とにかく、プリンちゃんが無事で何よりでしたね。
子供の成長記録、楽しみにしてます。

子育てプリンと一緒にがんばりまっす。
(って人間のできることなんか高々知れているのですが)

なんかこれを読んでウルッと来てしまいました。何はともあれ、おめでとうございます!&お疲れ様でした!

このエントリーのGoogleAdsが”妊娠ママのためのサイト”というのが笑えました。+39さんのエプロン姿を想像してしまいました。w

おめでとうございます。大変でしたね。プリンちゃんも。。
ホント良かったと思っていいのではないでしょうか。知り合いのパグ飼ってるおばさんは、パグの出産で親・子供とも全滅したそうです。お医者さんにかかってたにもかかわらず…。立ち直れない程泣いたそうですよ。それを考えるとプリンちゃんと2匹の子パグが無事でよかったです。
また天使がやってきましたね。ぜひ成長日記のアップをお願いします。プリンちゃんともども頑張って下さい!

やっぱパグとか鼻の短い系の小型犬は頭が大きいのもあって難産になりやすいみたいですね。一匹目がでてすぐに病院に行くことができただけでもよかったかなあと今日になって思いました。

出産記録読んで、感動のあまり涙しました。
先に mixi の方には書いたけど、
あらためて本当におめでとうございますーー!

涙腺が・・・
やはり、命と関わるには強くならなくちゃいかんですね。
でも、ほんとこれから、また大変だけど楽しい日々が始まりますね?。

そですね、なんか今回自分のちっぽけさをつくづく実感しました。母親に比べればたいしたことなんかできないのですが、今は見ているだけで幸せであります。
アレもあと一息がんばりましょうーw

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