アーティスト症候群―アートと職人、クリエイターと芸能人
大野 左紀子
ふと買ってみた本。
アートってなんだ?って言われると、オデのように工学部上がりのアートに関してきちんと教育を受けていないものがおいそれと論じてはいけないような排他的な雰囲気がある。その辺若干のコンプレックスもあり、なんか分かるのかしら?と思って買って見た。
最初の方は芸能人アーティストをコケ下ろしている。
まぁ面白いんだけど、なんか週刊誌っぽいのりだ。
どうもアーティストってなんだ?っつーところはイマイチぼやけていてモヤモヤした感じが残る。
職人、クリエイターなどについて触れている部分はあるが、逆にそっちは明快に分かりやすい部分がところどころある。っつーかクリエイターに関しては結構痛いところを付いているんじゃないかしら?
アーティストの需要は、職人以上に少ない。それを目指しても、実際なれる人は一握りだし、職人以上に生活の糧を得る見通しは暗い。では、アーティストでもなし、職人でもなし、でも何かモノ作りに関わりたい・・・・という人が目指すものは何だろうか?
クリエイターである。
まぁでも言葉の定義をコロコロ転がして皮肉を言っているような印象の本でした。
俺の中にある
デザインはSEX
アートは相手を感動させれるオナニー
っつー思い込みが覆るほどの力は無かったです。
まぁでもなんかアートという世界の内情はなんとなく見えた気がする。
自分探しが止まらない (ソフトバンク新書 64)
速水 健朗
次に分からないものはこれかな???
別に知ったところで何の得にもならなさそうだけど・・・。