KGBで数々のウイルスを作成し資本主義社会に多大なる損害を与える功績をあげた稀代の天才Eugene Kaspersky大先生。(嘘です)
今日はそんな彼がソビエト崩壊後に作り上げたアンチウイルスソフト「Kaspersky」のすごさの一端をご紹介しましょう。
たとえばFlashコンテンツ内でバナーを表示させようとします。
バナーは不定期に更新されるので、外部ファイルとし、管理も外部XMLなどで行うようにします。
で、運用のことを考えてバナー関係のファイルを格納するのに”banner”というフォルダを作ります。
実行します。
表示されません。
???
そうです、ユージン先生は”banner”というフォルダ以下にある要素に対してブロックをかけるのです!危険なファイルだとかそんなことは関係ありません。”banner”という正にWEBにおける資本主義の象徴ともいえるエレメントに対しての徹底した問答無用の先制攻撃!さすがです。男前です。
初めてこの現象に遭遇したとき、表示されない理由が理解できず、3日ぐらいスクリプトを見直しました・・・。
みなさん、サイトを作るときにはbannerってフォルダ名は気をつけましょうね。
ユージン先生にブロックされますので・・。
もうmixiもMSNも穴ぼこだらけのレイアウトですw
最後にユージン先生のぐっと来る言葉を紹介します。
Anti-Spyware Coalition(ASC)の、スパイウェアの定義を統一しようという動きに対しての発言。
「スパイウェアとウイルスは90%同じ。『スパイウェア対策』『ウイルス対策』と2つの製品を別々に売りたいソフトベンダーのマーケティング用語に過ぎない」
「マーケティングとしてできた言葉に、技術的な見解を与えるのはナンセンス」
ぐっときませんか?
オデはぐっと来ましたよ。
これよく自分の仕事で感じますもん。
そんなユージン先生にこれからもついていきたいと思います。
Kaspersky Internet Security 7.0
「ユージン先生の力」への3件の返信
よく考えたらウイルスと言うよりもアンチバナー機能ですね・・。ad*とかbannerzとかもアウトっぽいですね。
先日うちのユージン先生は、FTPでの大量ファイルアップをDoSと判断して遮断してくれましたよ。
疑わしきは罰するそんなユージン先生にグッときました。とりあえずアタック検知機能はオフりましたがw
>FTPでの大量ファイルアップをDoSと判断して遮断してくれましたよ。
おぉ!イカス!
気をつけよーとw