4月から始まった第12期希望塾も最終回。最終回の講師は サントリーウーロン茶などで有名な葛西 薫氏。とても穏やかな人柄が伝わってくる、静かな語り口とやさしい面差しが印象的。
講義の内容は森村泰昌写真集「卓上のバルコネグロ」や、Cimaの広告、ガレとジャポニズム展、ウーロン茶、黒ウーロン茶、とらやなどの事例を中心にお話してくれました。
とてもグラフィックに対して自然体で接しておられる方で、普通のデザイナーだと口に出さないような言葉が静かに語られる空間はとても心地よかった。
とても謙虚で、とてもひそやかで、関係するすべてのものに対してのリスペクトと、そしてえも言われない、言葉にできない、自分の中にある捕まえにくい何かをとても大事にしておられる印象でした。
詳しい講義の内容をここに書いても実際の講義の1%も伝えられないと思うので、今回は何も書きません。
湖畔の水面のような静かで深い講義でした。この講義自体が一つの芸術のような感じで、なんか泣きそうになりました。なんだかとても救われた気分がしました。
葛西薫の仕事と周辺
葛西薫 ggg Books35
人生を3つの単語で表すとしたら: 一倉 宏, 葛西 薫
効告。 企画をヒットさせるために広告クリエイターたちが考えること: 葛西 薫, 黒田 秀樹, 込山 富秀, 佐倉 康彦, 京都広告塾
講義が終わった後、葛西氏がデザインしたとらやの羊羹のパッケージを見に、銀座虎屋へ。
大きい羊羹は高かったので、安い5本パックを購入して、打ち上げに参加してきました。
たくさんの若い人たちと話をして、まだまだおじさんもしょぼくれている場合ではないなと活を入れました。