カテゴリー
Cinema

アイデン&ティティ

アイデン&ティティ
(2003 / Japan)
原作はみうらじゅんの同名。田口トモロウ(ばちかぶり)の初監督作品。主役は峯田和伸(銀杏BOYZ)。他の出演者も大森南朋、コタニキンヤ、岸部四郎、三上寛、大杉漣とにゆかりの深い人たちが多い。音楽は白井良明、大友良英、遠藤賢司等。
以下ネタバレ。


ジャパニーズロックです。
日本人の若者が10代、20代にするやり場の無い怒り、不安、そして希望を、ものすごくジャリジャリした感じで表現しています。みうらじゅんはそういう人間の秘部を事も無く抉ってドンと出す人ですが、峯田和伸の演技が(演技なのかもう不明ですが)更に生々しさを加速させています。
麻生久美子の役柄はこのジャリっとした日常において美化しすぎなように感じるけど、20歳前後ってこういう像を性に求めがちで、徴としてのあり方は男視点における描写としては正しいように思う。事実オデもそうだったし。不安、怒り、希望、それらをひとまとめにしたドロドロとした塊をぶつけ続けて受け止めて貰うことで自己を確認する・・。今思い返すととても迷惑でじみた話ですが・・・。
愛情を計りにかけてSEXすることでしか、自己を認識できないから延々とSEX。でも、結局答えは外側ではなく自己の中に存在するってことに気づくのは、たくさんの女性を傷つけて々なものを失った後だったり・・・。
後悔しようにも後悔しきれない、やりきれないドロッとしたタールのような慙愧を墓場まで持っていく。
男であることに自己嫌悪を感じるけど、でも気づけた事には感謝しなくちゃいけない。
古谷実とか、(実はも?)好きな人は好きかも知れないです。
まぁでも30半ばぐらいにならないと受け入れられないかなぁ?分かんないけど・・・。
わった後に色々な人に感謝したくなる映画です。良い映画でした。
星は4つ★★★★☆。
しかし安売りをアピールしたいというのは分かるが、このパッケージのデザインはどうだろう?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です