旅の絵本 / 安野 光雅
小さい頃に好きだった絵本の一つ。
文字は無く、旅人が一人馬に乗って旅していく様子が神様目線で淡々と見開きで展開して行きます。画面の中には旅人が通り過ぎる町で日々の生活を送るたくさんの人が細かく描かれていて、それらの生き生きした感じが好きで何度も繰り返し読んでいた記憶があります。
ところどころ隠れキャラみたいな感じで女風呂を覗いている人や、犬に追いかけられている人、森の中で女性をめぐって決闘している人、屋根の上で滑って転んでいる人などの衝撃的瞬間が描かれています。また他の小説や映画のワンシーン(トム・ソーヤとか)も織り込んであったりして、それを見つけるのも楽しかった。(今思うと決闘のシーンは戦争と平和から来ているのかもしれない) 他にもたくさん細かい仕掛けが仕込んであり、読むたびに新たな発見がありました。
それらをまとめて勝手なストーリーを作って楽しんでいた(暗い)訳ですが、最終的に直接本にマジックでストーリーを書き込んで台無しにしてしまったような覚えがあります。一体どんなストーリーを書き込んだのか思い出せませんけど、まぁ多分恥ずかしい感じだと思います。
子供の頃に持っていたのは3巻まででしたけど、Amazonで見ると全部で6巻あるようです。
一気に大人買いしてマイソンに上げたのですが、全然読んでもらえませんでした。
少し悲しい。
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「旅の絵本」への3件の返信
安野さんの本、良いですよね。僕もたまに見てます。さかさま、ふしぎなえ、とかそのあたりが子供は取っ付きやすいみたい。
ところがどっこい。
その落書き(赤色鉛筆) した昔の絵本は
ワシが全部持っておるWWW
数年前に思い出して実家から取り寄せたのだ。
(早い者勝ちだぜ!) もちろん新しいのもこうた。
>さかさま、ふしぎなえ、とかそのあたりが子供は取っ付きやすいみたい。
あーそれは持ってないんです・・旅の絵本だけ・・。
>ワシが全部持っておるWWW
ぎゃあああああああああ
それは恥ずかしいな・・・。
マジックじゃなくて赤鉛筆か・・。
今度お邪魔したときひっそり見せてください。悶絶するかも知れないけど・・・。