ヨーロッパ諸国は、こうして個人道徳とは異なるレベルで、 国益貫徹の冷たさを美しく包む言語を豊かに発達させ、自由と 民主主義、平和と繁栄、福祉と人権など、美しい言葉を繰り返 しつつ、自国の利益を守り、かつ他国との利害関係の均衡を図 っていった。
JOG(172) 言挙げの方法
このページの記事は非常に興味深い。この根底にある思考の違いはデザインとかブランディングにも通じる部分があって、欧米と日本の広告の違いの理由の一つかも知れない。
少し話はずれるが、最近意味無く考えている「広告のタスクとその結果」。
A)潜在的ニーズを持つ人の心の扉を叩き、その人から金を引き出し、満足を与える
B)潜在的ニーズの無い人の心の扉を蹴破り、その人から金を引き出す。
C)潜在的ニーズの無い人の心の扉を蹴破り、その人からお金を引き出すが、満足を与える。
D)潜在的ニーズの無い人の心の扉を蹴破り、その人からお金を引き出し、満足したような気にする。
CとDの違いは人間の幸福論になってしまうのでなんともいえないが、Aは必須として、理想の形はC。これは広告だけの話ではなく、その商品自体の持つ力とのトータルでの勝負になるが・・・(Appleとか?w)
現実は「継続的な関係の構築」という、その先のステップでみんな四苦八苦しているわけだが・・。