先日子供と自死について話をした。
なんだかんだと最終的にはベストな自死の方法というゲスな話に収束したのだけど、自分が高校生の頃に調べたときのベストは「極寒の冬にダム湖で自分の胴をロープで岸辺の樹木に繋いで入水。ただし入水から2~4時間後に発見される置き手紙を残す。」だったことを思い出した。
その5年後ぐらいに「完全自殺マニュアル」なる本が出版されたが読んでいないので、もっと良い方法があるのかもしれない。
今の日本では自死の権利は認められていないので、絵空事になるが、自死の権利が正式に認められた際のシステムをブラックジョークとして考えてみた。名付けて・・・
「らくらくセフル火葬システム」
簡単に言うと火葬をタイマー予約できるシステム。処理フローは以下のようなイメージ。
- 招待した参列者とお別れの挨拶をする
- 睡眠薬を飲み、タイマーをセットして棺桶に入って横になる
- 入棺後に棺桶が自動的に火葬装置にセットされる
- 睡眠薬が効くまで棺桶の中であれこれ人生を振り返る(回想ビデオなんて見れるとGood)
- 睡眠薬が効いて眠りに落ちる。タイマーで火葬スタート
- 火葬終了すると火葬装置から骨が出てくる
- 参列者が骨上げ
メリットは
- 自死の結果がきれい(骨となって出力される)
- 自死に伴う苦痛がない(要検証)
- 自死の実行にまつわるストレスを他者に与えない(現在の死刑にまつわる刑務官の精神ストレスを踏まえ)
デメリットは
- 睡眠中は熱さを感じないのかわからない(要検証)
- 火葬途中に止めたら生焼けになる(参列者などの強制乱入)
デメリットへの対応策としては、燃焼前に一酸化炭素中毒状態にするなどが想定される。
とまぁ、以上はジョークだとして、現在の日本の年代比率を踏まえると、医療技術の進歩と国力のバランスが崩れているのは明らかだろう。
SNSなどでとある学者の姥捨て山的な思想が話題になっているけれど、理想を実現するために必要な条件を無視した理想追求はより深い社会の歪を生じさせるリスクが高いだろうし、すでに自分も若い世代では無くなった今、次の世代に対する責任として当事者側が個人の権利と社会維持(この対象が国でなく次世代の子供達という観点であることが重要なのだろうが)を踏まえ、きちんと考えないといけない時代になってきているのだろうと思う。