お正月限定で接触編、発動篇が無料配信されていたので、何十年ぶりぐらいに観た。初見のときはきちんと理解できてなかったことがよくわかった・・・😢
人類への警告、もしくは諦念が込められた1980年の作品。
ガンダムの後、ダグラムの前と思っていたけど、年表によると、ガンダム >トライダーG7 >イデオン >ダイオージャ >ダグラム >サブングル >ダンバイン >ボトムズ・・・といった順らしい。ガンダム以外はレイズナー辺りまで観てたかなぁ・・・?
さて、45年前の作品で、改めてWiki読んで初めて知ったことも多く、ここは初めて観る気持ちで鑑賞した。
この歳になって改めて鑑賞すると、ストーリーの内容よりも、他アニメ作品も含めた時代性が非常に気になった。
他アニメ作品というのは、宮崎駿の「風の谷のナウシカ」(1982年連載開始)と「超時空要塞マクロス」(1982年放送)の2つ。
イデオン(1980年)
- 第六文明人の遺跡(人間が改造)
- 無限力を持つ(正確にはイデ)
- イデ暴走で第6文明人は精神を吸い取られて滅亡
- 再度イデにより人類はリセットのために滅亡する
巨神兵(1982年)
- 旧世界の人類が多数創造した人工の神
- 山を吹き飛ばすビームを口から出す
- 千年前に産業文明を崩壊させた「火の七日間」で世界を焼き払った
- 再度人類が愚行を起こし、巨神兵が審判を下す
マクロス(1982年)
- 宇宙より飛来した宇宙戦艦(人間が改造)
- 超科学(オーバーテクノロジー)による宇宙まで届く主砲
- ゼントラーディと監察軍の戦争に巻き込まれてプロトカルチャーは滅亡
- 愚行を文化の力で共生につなげる
まぁよくある設定とも言えるけれど、アニメのエポックメイキングとなる作品が同じ時期に似た構成で制作されていることが興味深い。(※マクロスだけは違うけれど・・)
1980年に自分は9歳でそこまで社会を俯瞰できてなかったけれど、今にして思えば米ソの冷戦で、いつ核戦争が発生してもおかしくないような緊張感があったのかもしれない。
そういう人間の愚行を、他国を侵略して敗戦した日本国民として、人類全体に対して伝えたいことがシンクロニシティしたのかなぁと思ったり思わなかったり・・・🧐