当時CM監督だった大林宣彦の初監督作品で、Jホラーの元祖と評される1977年の映画。
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今見ると懐かしい感じもあるけれども当時の最新技術、手法を駆使してかなり早いサイクルでプロット、カラフルな画面を畳み掛ける思考停止させるテクニック満載。このCM由来のテクニックがその後の日本映画に与えた影響は大きかったとのこと。
それ以外にも感性的な観点として、池上季実子を中心としたワチャワチャしている女子高生グループのやり取りはそれまでの映画にはなかったリアル感はある。やっぱ当時はまだ撮影機材も高価で若い世代のインディーズ作品もそう多くはなかっただろう(鉄男の制作はこれより10年以上あとの1989年)ことから、CM監督と映画監督のキャリアパス、ターゲット、年齢などによる作品差はかなり大きかったんだろと思う。
ただまぁ50歳を過ぎてから観ると、ちょっと疲労感は大きかった・・・😓
ちなみにこれに似た感じで伊丹十三のSweet Homeを思い出したけどこれも1989年制作で一世代違った・・・