2009年公開のタランティーノ作品。なぜだか見落としていたので鑑賞。
⚠️ Spoilers start below! Read at your own risk.
近年ハリウッドのシンプルな構成と思想の作品とは異なるタランティーノが好きであろう古き良き時代の映画を彷彿とさせる戯曲的な構成とプロット。ただ細かいエッセンスはタランティーノなのでB級(C級?)グロで構成されている。
各章の結びつきも弱めで、昨今の布石展開と伏線回収の匂わせもなく非常に緩やかで素朴な話なのだけど、153分という長尺をダレることもなく緊迫感ある作品にまとめるのはさすがタランティーノ。(その具体的なテクが何なのかさっぱりわからないけれど、少しウェス・アンダーソンに近い印象)
ラストの劇場シーンはとても詩的で狂っていて美しい。The タランティーノという感じ。
ブラット・ピットはいい感じにだらしなくパットしない良い感じに仕上がっている。
タランティーノはブラッド・ピットのムダ遣いがとても上手だと感心する😅(おそらくこの後に制作されたジャンゴのディカプリオと併せてOnce Upon a Time in Hollywoodにつながっているのだろう・・・)
若干ナチスを盾に現代社会のポリティカルコレクトに対するアンチテーゼが含まれているように感じたけれど、まぁ昔からタランティーノの毒混入はこんな感じかもしれない。
PS.タランティーノ作品で使われる楽曲は大体好きなんだけど、本作では一曲いまいち腑に落ちない曲があった。何なのかまでは追ってないけれど、こういうことは珍しいのでちょっとメモしておく。