棚橋弘至主演の2018年公開作品。原作は板橋雅弘、吉田尚令による絵本。久々のプロレス映画。
⚠️ Spoilers start below! Read at your own risk.
怪我によりマスクマンとして現役を続けている元エースのジレンマ。そのジレンマを知りながら何も言わず見守る妻。親が悪役レスラーであることが嫌な息子の気持ち。プロレスにおける悪役の価値を理解している雑誌編集者・・・。
要素としては結構良い構成だと思うのだけど、想像していたよりもカタルシスを得ることができなかった。その原因はプロットが息子の気持ちにフォーカスしすぎているからか?
個人的には悪役レスラーのプライドにもう少し重点を置いていたら良かったような気がする。作中ではこの辺を雑誌編集者の仲里依紗が担っていたが、この部分と主人公のジレンマとプライドをリンクさせて、最後の戦いより少し前に息子がそれに気づいて、ベビーフェイスマンセーの視点が変化していくところが丁寧に描かれる展開だったらグッと来たかも知れない。(一応その辺やろうとしているのだろうけれど)
奥さんももう少しうまく使えばロッキーのエイドリアン的な感じになったんじゃないかと思うけれど、小学生の子どもがいる設定だとそこに集中するような設定にはできないか・・・😓
個人的には仲里依紗演じる雑誌編集者の設定と演技に泣けた感じ。
PS. 棚橋弘至演じるレスラーの息子は当時10才ぐらいの寺田心という事にあとから気づいた。