「防衛計画の大綱」
武器輸出3原則の緩和と、国連安保理常任理事国入りを目指すという内容が盛り込まれているらしい。「武器輸出3原則の緩和」に関しては色々な理由はあるのだろうけど、この結果日本の経済はより戦争と密接に絡み合い、結果政治的な判断にも色濃く反映されていくことになるのだろう。かなりブルー。「連安保理常任理事国入り」はアメリカの言いなりの日本が常任理事国に入ることは世界的に見るとかなりマイナスなんじゃないだろうか?日本が入る前にドイツが入ったほうがバランス的には良いような気がするし、正直常任を増やすよりも、非常任の権利をもっと強めるべきだと感じます。常任増やすにしても非常任のようにエリア分布をするべきじゃないか?今の形はあまりに西洋よりな気がします。日本は中国のようにアジアの主権を主張できるのだろうか?
「パウエル辞任」
ブッシュが再選したときにパウエルは辞めるのかも・・と危惧してたのだけど、そのとおりに・・。唯一アンチネオコンと言われていたパウエルが居なくなったし、大統領選もあと4年無いし、息を潜めていたネオコンは復権して加速していくのだろうか?
「大量破壊兵器が開戦時にイラクになかった」と結果として正しいことを言っている人間が政権の中で孤立し、職を離れないといけないアメリカの正義はどこにあるのだろうか?
「アラファト議長逝去」
これでオスロ合意の2名のノーベル平和賞受賞者はその目的の成就をみることなく鬼籍に入ったことになります。アラファトの遺産問題でPLOが崩壊したりするとそれはそれでまたなし崩し的に平和になるのかもしれませんが、表向き力を持った対抗勢力が居なくなるだけで、パレスチナの難民が消えてなくなるわけではありません。なんにしてもイスラエルがPLOに対してどのような行動を起こすか?そして国際社会がアラファト無きPLOをどう位置づけるか?そしてパレスチナ国民自体がPLOをどのように捉えるのか? 相変わらずここが爆薬庫なのは変わらないです。