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リングから見た日本人の品格

文藝春秋の3月特別号に、アブドーラ・ザ・ブッチャーの「リングから見た日本人の品格」という記事が掲載されていた。
で、まぁ話は昔の日本人はすばらしかった。
私の愛したあのころの日本人はどこへ行ってしまったのだ?
というようなお話です。
まぁその辺の話はどーでもよくって、その記事の最後のブッチャーのコメント。

引退といえば私にはこんながある。
—–私は観客でふくれ上がった大きな会場で試合をしている。もう相手はダウン寸前だ。そこで私は得意技の、を乗せてヒジを叩き込むエルボー・ドロップを決める。そのまま相手に覆いかぶさると、レフェリーがを数える。
「ワン・ツー・スリー」
レフェリーが勝った私を抱き起こして、手を上げようとするが、そのときに私はすでにんでいる—-。
こういう形でのフィニッシュを迎えることができれば幸せだ。

昔なら「すげー!かっこいいな、さすがブッチャー!」とかって思っていたような気がするが、今は歳をとったからなのか「対戦相手のトラウマになって、引退してしまうんじゃないか?」とか思ってしまって素直に感動できなくなってしまっている。
まぁただエンターテイメントに携わる人間としては理想の死に方なんだろうな。
そして対戦相手もとは、そういう危険を内包しているからこそ成立しているエンターテイメントだということを覚悟しているのかもしれない。となるとオデの危惧は上っ面だけを舐めた偽善者的なおせっかいに過ぎない。(と言うか業界にとっては非常に迷惑)
人間は知らないうちに変わるもので、それがより良い方向なのか、逆なのかがさっぱり分からないという今日この頃でありんす。プリンス。アデランス。

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