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ふと気づくと傍らに・・・


先日、リビングに置いてあるマイソンのを読んでみた。
マイソンは何故か暗くて怖い絵本が好きらしく、
そういう本を保育園からよく借りてくる。
その本はご近所さんから頂いた絵本なのだけど、
がリトグラフで描写してあるそんな暗い表紙の絵本。
んー?なんか見たことあるなあ?と思いつつ、読んでみた。
暗かった。っつーか意味不明で怖い話だった。
「ぼくの かわを ふむな うまれたての かわを ふむな」
とかいきなり目玉のに怒られるような、そんな話。
これは本当に子供向けの絵本なのだろうか?と思うような絵本。
その時は
「うわー、またエライ本読んどんな・・・大丈夫かいな?」
と思いつつ、本を閉じた。
こんな恐ろしい本俺読んだことあるっけな?と既視感の理由を思い、
なんんだか奥歯に何かが詰まっているようなそんな違和感を感じた。
数日間モヤモヤとしながら、既視感の原因を考えていた。
で、先程、改めてもう一度読んでみた。
作:山下明生、絵:司修
・・・。
司修?!
司修?!
この人の「青―幻想童話館」という本が欲しくって
5年ほど前にヤフオクでアラート設定して、
なんて一通も来たことがなくて
なんとなくかけていたけど、
その司修!??
ちなみにこの頂いた本は1977年の初版で、もう32年も前の本です。
富山市立図館を除籍されて、巡り巡って我が家にやってきたようです。
昨日の「すてきな三にんぐみ」とはまた違った、青白い鬼火の発する情念のような執念すら感じる本との出会いでした。なかなかインターネットでは体験できない出会いかもしれません。この本はマイソンには悪いけど、大人の絵本(違)として大事にとっておこうと思います。

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