三菱電機 ニュースリリース 「触りたくなるインターフェース」コンセプトを提案
三菱電機株式会社は、「触りたくなるインターフェース」コンセプトの提案として、視覚障がい者も健常者も直感的に操作できるリモコンを、空調機器を例にして盲学校と共同で試作しました。操作する項目ごとに操作部の形状や動きを変えて、設定状態をわかりやすくしているので、リモコンなどの機器操作に不慣れな人でも直感的に操作することができます。
非常に興味深い取り組みなのだけど、あっさりした情報しかなく、少し残念。
上記ページ内にあるPDFのほうがもう少し詳しい情報が掲載されている。
「視覚障がい者も健常者も、直感的に操作できるリモコンを盲学校と共同で試作 「触りたくなるインターフェース」コンセプトを提案」(0214-c.pdf)
あと、媒体記事で丁寧に解説しているものがあったのでこちらも > 目が不自由でも、機能が分かって使いやすいスイッチとは – MONOist(モノイスト)
映像は各ニュース媒体にはいろいろあったのだけど、三菱オフィシャルの映像は見つけられず。
Youtubeに一つだけグレーな感じの映像があったので、貼っておく。
初見では操作の面白さを優先したおもちゃ的なアプローチが強く、対象形態(今回はクーラー)への依存が強く、説明無しでの操作が可能なのか?また、汎用性という観点で、日常的な利用を目的にしているのかは少し疑問を感じる部分があった。
しかし、この疑問は健常者の想像に過ぎないし、実際に障害者の方がこれが使いやすいというのであれば使いやすいのだろう。そして、実際に対象の人と試行錯誤してコンセプトモデルを作成したというプロセスは大いに評価したいと思う。
個人的には視覚障害の人にはVUI(Voice User Inteface)が適していると考えるが、VUIはステータスの状況把握に少し難がある。Alexaの誤発注問題もこの辺の問題が関係していると思うが、この解決策としてなのか、AmazonがEchoシリーズでのディスプレイ搭載モデルのリリースを本日発表していた。
アマゾン、スマートディスプレーを日本でも発売 「Echo」シリーズの世界展開を加速 | JBpress(日本ビジネスプレス)
VUIの次の概念としてCxDなるものもあるそうで、佐藤伸哉さんがそのへんセミナーされていたので、資料を貼っておく。
- ABC2018 Spring: CxD: Conversation Designの理解
- #ABC2018s で #ConversationDesign について発表したよ|Nobuya Sato|note
参考情報