2001年公開の相米慎二監督の遺作。主演は小泉今日子、浅野忠信、原作は鳴海章(鳴海章にこういう作品のイメージが無く未だにしっくり来てない😓)
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もう全体的にとても素晴らしい。
浅野忠信の生きづらい男性の仕草や目線などの演技はとても自然で、小泉今日子の状況の演じ分け(ヘアスタイル、メイク、衣装なども含め)、佇まいから漂う雰囲気の密度もすごい。カメラワーク、構図、場面展開、尺調整などもとても心地よく生きづらい状況を伝えてくれる。
生きづらい人間が精一杯吐き出した勇気の微笑ましさと、その先に対する観客の願望が強く重なるエンディングのシーンはとても素晴らしくて涙が出る。
自分の性格・特性が浅野忠信演じる役に重なるものが多いため、強く感情移入してるのもあるけれど、個人的に好きな映画の上位ランクに入る作品。配信されてないので観るにはDVDを借りるか、買うしか無いけれど・・・😓
PS. 改めて作品を観ると小泉今日子の働いているピンサロの店長は尾美としのり。そして音楽は大友良英であることに気付いた。じぇじぇじぇ!!