2024年公開の白石和彌監督作品。公開当時は結構強めにプロモーションしていた記憶。ちなみに冲方丁の小説版があるが、これは笠原和夫のプロットを書き下ろしたモノとのこと。
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東映東京の伝統「集団抗争時代劇」の流れを汲む作品らしいが、出自が違う死刑囚を11人も集めると人物描写が大変。なんとか150分でギリ収まった感じ。ただ11人以外の二人の侍の立ち位置は最後までよく分からず、見分けもつかなかった・・・😓
プロットは江戸から明治に切り替わる戊辰戦争における、戦略要所における戦いのお話。官軍、同盟(旧幕府軍)軍などの時代背景はそこまで丁寧な説明が無かったので新発田藩の思惑と現実のズレのアタフタ感があまり伝わってなかった印象。この辺は史実に準じているのかもしれないが、それでも少しわかりやすい表現があったような気がする。
山田孝之は嫁を凌辱した藩士を殺害した駕籠かき人足。プロット的には弱きものが情けない姿を晒しながらも立ち向かう的な役どころじゃないかと思うのだけど、孝之オーラが強すぎて微塵も情けない空気が出てこないのがすごいなと思った😁
このオーラの影響で「賊軍=烏合の衆」というニュアンスは伝わらず「山田をリーダーとした集団」に見えてしまっており、逆に山田役の情けなさを伝えるいくつかの行動を何かの知略・布石として勝手に伏線認識してしまい、その結果アレレ?みたいな混乱がいくつか存在した。これは幅広い演技をする役者だからこその問題なのかもしれない・・・🦐
阿部サダヲ、その娘の演出はとてももったいない印象。ここはジレンマ、カタルシスをもっと盛り込める構造だとおもったけど、史実の制約なのかもしれない・・・。あと狂人ではなく謀略をする役には阿部サダヲは少し童顔すぎるかもしれない・・・。
仲野太賀の殺陣は迫力あって良かった。姿勢・足運びとかも雰囲気あって良い。山田孝之は侍では無い役なので殺陣は無し。個人的には本山力の殺陣ももっと観たかった。
仲野太賀のカッコいい殺陣が観たい人にはおすすめの作品。
🥁余談1
官軍の武将をナダルが演じていたので、松角洋平さん演じる同盟軍の武将を中田カフスだと誤認していた・・・🤡
🥁余談2
なぜか松本潤が出演していると思っていたが、それはリメイク版の「隠し砦の三悪人」だった。そしてこれが2008年公開で「どうする家康」の15年前だということに54歳の脳はかなりバグっている・・・🤮