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イラク自衛隊派遣承認案の採決

結果強行採決されました。この国の政治が悪いのか、我々国民がバカなのか、選挙の制度が悪いのか分りませんが、結局与党が出した法案は世論の反対にあいつつも結局すべて通過してしまっているように感じる。野党には牛歩戦術とか無意味な戦略しか残されていない現実がしい。
そんな中で先日復党した加藤紘一、元幹事長の古賀誠は反対。そして亀井静香が欠席。
党議拘束に反して自分たちの信念を貫いたようだ。変わったところでは福田康夫官房長官が外相と予算について話し込んでいて間に合わなかったという話もあるのだけど、これが確信犯なのかどうか微妙。そもそも政党政治ってのが既に党肥大化状態のなかで党議拘束とか正直茶番にしか


巷では国のを考えればとか、大きな視点でものを見ればという風潮で有耶無耶のうちに肯定的な雰囲気に流れつつあるようにみえるが、加藤紘一氏の言った「ブッシュ米大統領の今度の戦いは間違いだ。大量破壊兵器が見つかっておらず、大義のない戦いで、自衛隊を出すことは適当ではない。純一郎首相には慎重に判断してほしいと伝えたい」という部分は世界的にもしこりとして残っていくのだろう。
ちょっと話はずれていくが、政治の世界の中では「自衛隊が何人死ねば小泉内閣は辞職かな」とかそういう話があるらしいが、彼らの視点は本当に日本の将来を見据えたものなのだろうか?
今回の議論に関しても行き着くところは「大事のための小事は止むを得ない、日本のためだ」という帝王学の文のような一言なわけだけど、そんな言葉で誤魔化さないと成立しないやり方しか考えられないのがベストだとは到底思えない。(やむを得ずそうならざるをならない部分もあるだろうけど)大義の達成のためには個人の犠牲が必要であるという考え方が暗黙的且つ絶望的に前提条件として認められるような思想は非常に危険だと感じる。
ま、一番危険なのは憲法をなんだかよくわからない解釈で人をせる軍事力を国外に派遣したという前例を作ってしまったことだとおもう。おそらく国員もこれを越えることがどれほど国民の反感を買うのか戦々恐々としていただろうが、蓋を開けてみるとなんだか物分りのいい評論家と国民の意見に後押しされて「あー結構いけるじゃん」という感じだろう。
ガキが近所の店で小さいものをビビリながらギッたけど、やってしまったら「あー大した事ないじゃん」と言う感じでだんだんとエストしてくというような感じにならないことを祈る。というか国民の奮起を期待する。(選挙ぐらいいけと)
今の政府の国民に対しての説明はまったく不十分で国民をバカにしていると思うし、何故かそれに対して国民が変に理解を示すような態度は政府の国民に対しての責任を国民の側から放棄させているようなものだ。今の国民状態はバカにされているのに、バカにしている人の肩を持っているようなものだと感じる。(そういった行動が「俺様の視点は高いところにある」とかいうわけの分らないプライドに支えられているのなら、次の選挙で立候補しろと言いたい)
ま、一番心配なのは国債の問題ですが・・・。いつか倒産するんでしょうかね?
銀行に円とかためていてもまったく意味がなくなる日が来るんでしょうか?

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