イラクで邦人3人が拘束された事件についてちょっと書いてみる。今回の件はイラクに派兵する時点で想定できたことだろうに、政府の対応はいまいち。希望的な発言を繰り返すばかりで何も肝心なことを言わない。福田官房長官は「撤退する理由が無い」「イラクのために良くないことをしているのか?」と発言しているが、まぁ言い換えれば「3人ぐらい死んでもまだ許容範囲」「俺らが良いと思ってやっていることになに文句付けてるんだ」という感じかも知れない。まだ「ここでアメリカに恩を売っておいて、今後の国際社会で日本が生き残るためにはあんたら3人死んでくれ」ぐらいはっきり言ったらどうか?何もかもが半端だ。まぁ元々今のイラクに民間人が入ること自体がリスキーなことであり、それはそれでその3人の志はすばらしいと思うが、もう少し考えるべきところもあったかもしれない。ただ今それを非難したりする時ではないので割愛。
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イラク自衛隊派遣承認案の採決
結果強行採決されました。この国の政治が悪いのか、我々国民がバカなのか、選挙の制度が悪いのか分りませんが、結局与党が出した法案は世論の反対にあいつつも結局すべて通過してしまっているように感じる。野党には牛歩戦術とか無意味な戦略しか残されていない現実が悲しい。
そんな中で先日復党した加藤紘一、元幹事長の古賀誠は反対。そして亀井静香が欠席。
党議拘束に反して自分たちの信念を貫いたようだ。変わったところでは福田康夫官房長官が外相と予算について話し込んでいて間に合わなかったという話もあるのだけど、これが確信犯なのかどうか微妙。そもそも政党政治ってのが既に自民党肥大化状態のなかで党議拘束とか正直茶番にしか見えない。