真夜中の弥次さん喜多さん
観てからかなり時間が経っているので細かい部分はざっくりです。
この構成が自由に発想した結果なのか、練りこみまくった結果なのかは不明ですが、どちらにしてもここまで各部品が奇天烈なものを詰め込んでおきながら骨がぶれないというのはさすがとしか言いようがありません。
そして奇天烈な各部品を奇天烈だと思わせない。つまり客の土俵に上がっていくのではなく、客を土俵に引き込み納得させるテクニック(これはクドカンの全作品に共通して感じられますが・・)は日本でもトップレベルだと思います。それでありながらマニアック、アーティスティックになる訳でなく、非常にキャッチーで、エンタータイメント。(端々にアングラチックな香りはしますが・・)ただこれも2時間弱の映画という尺で観た時にちょっと長すぎるというか詰め込みすぎというか息つくヒマがないなぁ・・と感じました。
ただ宮藤官九郎の着眼点と料理法は非常に興味深いです。
星はジャンプ亭ジャンプのオナラで4つ。☆☆☆☆。