配信で話題になっている韓国映画のSweet Homeではなく、伊丹十三総指揮の1989年作品の方。当時はファミコンゲーム発売などのメディアミックス展開もあったが、本体の映画はDVD化も配信も無い作品。しかしどういう経緯かしらないがYoutubeで観覧することができるっぽいので興味ある方は自己責任でどうぞ。
※以下ネタバレ注意
監督は黒沢清、出演者は宮本信子、山城新伍、Nokko、古舘伊知郎。山城新伍はなんだかとても感慨深い(自分の世代はタモリ並に親近感あるんじゃないかしら?)
ちなみにこの映画はマイワイフがこれまでで一番怖かった・・・という映画なのだけど、自分はそこまで怖いと思う映画では無い・・・🌚
話は「人里離れた場所で封印が解除されて祟りが発動する」パターン。カメラワークは結構凝ってる感じだけど、場面構成は古い洋館と森の中に制限した予算を抑えた構成になっている。そしてそこで節約されたお金は特撮部分に投下されたのだろうと思う。
その特撮部分は映画でとても丁寧に描写されており、当時の最先端特撮効果として大きな映画の目玉だったのだと思う。しかしその結果、冗長な編集になってしまい、映画全体としてのリズムが悪くなってしまっているように感じる。
余談だが・・・
特撮表現は本作の2年前に公開された「異人たちの夏」の影響を受けているように感じるのは自分だけかしら・・・?個人的にはストーリー、映像ともに「異人たちの夏」のほうが好きである。
余談2
ちなみにこれがバイオハザードの元ネタという話もあるらしい・・・。ほんまかいな・・・🐙