確かに1990年代のプロレスはとても面白かった。
プロレス自体は1980年代が話題先行だとしたら、1990年は深化したような印象。
1980年代のブック的プロレスのアンチテーゼとしてUWF、RINGS等の後の総合系の礎となる団体の出現がプロレス界に与えた影響で、ブック的な展開(両者リングアウトとかの不透明な結果)が少なくなった。それまでのファンにとってはとてもありがたいものがあったが、マスコミ的には話題として扱い易いネタが少なくなったとも言える。結果露出が減り新規ファンの開拓は頭打ちになったようにも思う。
1990年のプロレスが盛り上がっていたとしても内部的な話しであり、社会的にはテレビ放送が深夜枠になったり結構しんどい状況だったと思う。かといって新規開拓を怠っていた訳でもないのだろうけど、結果として新規流入口は地上波放送をやっていたK1や総合系となり、そこからプロレスへの流入が無かったと言うのが非常に辛かった。これは総合系にとっても長期的に見れば痛手であって、本当はセメントxブックの構図が描ければよかったのかも知れないと今になって思ったりする。(今の総合、K1の低迷を見ると・・だけど)
簡単に言うと1990年のプロレスは「ガラパゴス」的な存在だったのかも知れない。
良い悪いはさておき、非常に濃厚な時間だった。
ただ今の状況は非常に芳しくは無い。何か打開する術はないのだろうか?
個人的には猪木はあまり好きではないけれど、彼のようなエンターティナーとしても優れたプレイヤーの重要性をヒシヒシと感じる。やはり猪木x馬場という両輪が日本のプロレス黄金時代を作った大きな要因なのだろうなと今になって思う。
もうすぐ三沢の1周忌がやってくる・・・・。
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燃える闘魂アントニオ猪木伝説
猪木がPRIDEの選手たちを救済へ ref:日刊スポーツ
悪気があるとは思えないのだけど、やるのならキチンとやってもらいたいなぁ・・。UWF、UFOとなんというか全部企画倒れというか、投げっぱなしというか・・・。ジャングルファイト、韓国のWXF、米国のIFLだって果たして成功したのかどうか非常に怪しい。個人的には経営者としてはやっぱ坂口のほうが信頼できる。
新日本はどちらかというと脱猪木(新間までそういうことを言っていた)で動いているっぽいけど、サイモンがいる限りはどーにもできないだろうなぁ・・。藤波問題も良くわからないまま尻すぼみだし・・・。
ところで猪木事務所が解体されたのは「イノキ・ナチュラル・パワー4」で多大の損失をだしたからだといわれていますが、真相はどうなんでしょうか?(以前もトウモロコシのごみから発電するものを開発したとか言ってた)永久機関に情熱を傾けていることは猪木らしいといえば猪木らしいのですが、ちょっと誰かにだまされているとしか思えないので、心配です。